チャープモード: システムテスト

このタスクについて

このテスト方法では、[マイクのテスト]ウィンドウをまったく使用しません。したがってマイク感度を正確に測定するためのものではありません。ただし表面的にはコウモリの鳴き声に似た大きな超音波の鳴き声を生成します。Song Meter Mini Bat 2をトリガー超音波録音するように設定すると、これらの超音波チャープがレコーダーをトリガーして録音を開始し、結果ファイルをSDカードに保存します。これは、Song Meter Mini Bat 2が手の届かないところに取り付けられている場合に便利です。

注意:

超音波較正器は耳に近付けないでください。CHIRP (チャープ) モードでは、較正器から100 dB SPLを超える40 kHzの信号が発せられます。高強度の超音波信号に長時間さらされると、可聴周波数での永久的な難聴を引き起こす可能性があります。

手順

  1. レコーダーを起動させ、テスト中に超音波録音時間を実行するような録音スケジュールをSong Meter Mini Bat 2にプログラミングします。
  2. レコーダーは、超音波較正器から20 m(65フィート)以上離さないでください。

    超音波較正器をマイクのすぐ近くに置くと、較正器の信号がSong Meter Mini Bat 2には大きすぎて正しく録音できない場合があります。 録音された信号は歪み、録音結果で人工高調波が発生します。

  3. 較正器のモードスイッチをCHIRP (チャープ) に設定します。

    較正器が500ミリ秒ごとに100ミリ秒間、40 kHz(+/- 10 Hz)の発信音を発生します。音の振幅は10 cmのところで104 dB SPL(+/- 3 dB)です。

  4. ペアリングされたレコーダーの[ステータス]画面を確認します。レコーダーが音声ファイルをSDカードに保存すると、[録音]の数が増えます 。レコーダーの[最長録音時間]の設定によっては、[録音]の集計値が増加するまでに最大1分かかる場合があります。
  5. Kaleidoscope Proサウンド分析ソフトウェアなどのスペクトログラムビューアで録音を表示すると、40 kHzで周期的なパルスが表示されるはずです。